1年以上かけて南牧村野辺山にある、国立天文台野辺山宇宙電波観測所に通って、観測所のPR映像の制作のお仕事をしました。
観測所の主力、45m電波望遠鏡を使って観測を行なっている天文学者のみなさんのインタビューや、四季折々の観測所の様子、電波望遠鏡やその他の観測機器のメンテナンス風景を撮影し、12分の映像に編集しました。
https://www.nro.nao.ac.jp/gallery/movie06.html
なんとこのお仕事の納品と時をおなじくして、ブラックホールの撮影に成功したというニュースが!
記者会見の様子を食い入るように見てしまいました。
実は小学校のころから天体観測に熱中し、野辺山に45m電波望遠鏡ができて運用が始まった1984年にわざわざ小海線に乗って見学に行ったほどの宇宙好きなのですが、こんな楽しいお仕事のオファーをいただき、子供の頃の夢が少しは実現できた気持ちになりました。
研究者のみなさんのお話を聞くと、みなさん必ずしも星が好きで天文学者になった、というわけではなく、とにかく物理が好きで、ありとあらゆる物理現象がすべて研究できる対象が宇宙だった、ということのようです。それがとても興味深かったです。